もう今年も数日で終わってしまいます。   最近この時期になって感じるのは、以前のあの忙しさを感じないことです。   １０年以上前は、パニックの状態で１２月を終え、休暇先や里帰り先で熱を出して寝込んでいた記憶しかありません。   今年も普段に比べれば忙しいのですが、以前に比べれば問題になりません。   これでいいような気は致しますが、若い人、これからの人たちにとっては、パニック状態を経験することも必要な感じが致します。   パニックの状態で業務をどのようにこなしていくか、どのようにしたらお客様に迷惑がかからないか等を、学習する実戦勉強になります。   何度か経験していれば、多少の忙しさはゆとりを持ってこなしていけます。   以前、自動車レーサーが言っていました。“公道を走っている分には、止まっているような感覚です。”と。   今年もお付き合いいただき、有難うございました。   来年は皆様にとっていい年でありますようお祈りいたします。

これまでいろんな家具を作ってまいりました。   最近、施工写真を整理していまして、思い出に残っているものもたくさん見つかりました。   その中から特に印象深いものを紹介いたします。   「ルナ君のイス」   たぶん7・8年位前になるかと思いますが、NHKのたぶん「NHKスペシャル」だったかと思います。   脳に障害を持った天才児「ルナ君」が紹介されました。   このイスはルナ君のために作った特殊なイスで、放映中にも見ることができました。   この放映では、あまりにも衝撃的な内容だったため色々議論がおき、週刊誌なども半年くらいに渡って取り上げていました。   このイスを作った経緯は、ルナ君をボランティアでマッサージしておられる先生から頼まれたのがきっかけでした。   私は、ルナ君が７・８歳頃に出された本を４・５冊くらい読んでもいましたし、その本で、私が忘れかけていた大事なことも気づかせてもらっていたので、快く引き受けました。   ルナ君が１０歳くらいだったかと思いますが、初対面の時は非常に緊張いたしました。   マッサージ店でお母さんとルナ君にお会いしました。（会話は文字盤を使って、お母さんがルナ君の腕を補助しながら行います。）   私が緊張していますとおもむろに、“あまり緊張しないで下さい、たかが脳障害児ですから”と言っていますとの事。   私がお母さんに“本の内容で、数学が好きだと書いてありましたが・・・”と聴きましたら、“私の大学時代の数学は全て理解しているようです。”との事。   また、“外国語はどうですか・・・？”の問いには、“約２０カ国語を理解しているようです。”とのことでした。   このイスが完成したのは、その年の１２月後半頃だったと思います。   お母さんからは非常に喜んで頂き、後にルナ君の新しい本をプレゼントしていただきました。   また、“このイスが無かったらこの本は書けなかったでしょう。”と嬉しい言葉も頂きました。   その年の一番良い仕事でした。   来年早々には、当社のホームページでルナ君の椅子をみられた、やはり障害を持っておられる子供さんが、大人になってからでも使えるサークルベットを造ります。   ＊ イスの使い方。   背もたれに背を向けて、長い座面をまたぐように座ります。   ルナ君を横抱きの格好で抱え込み、片方の手は文字盤を持ち、もう片方の手でルナ君の手を補助しながら会話を致します。

当社の販売先は、建築関係の業者様が約７０％です。   最近、お施主様との関係がうまくいっていない件数が増えた感じがいたします。   また突然、取引が途絶えていた業者様からの依頼もございます。   他の職人さんが手掛けた仕事を、途中で引き継ぐということは、その職人さんを否定することのようで、あまりしたくはありません。   ただ、結構困っておられるケースがほとんどです。   当社も、特別技術が優れているわけではありませんが、性格でしょうかね、つい引き受けてしまいます。   どのようなことが原因でトラブルが多くなってきたのか、非常に気になります。   人員削減が原因で手が回らないのか・・・？   先行きの不安など景気動向が原因しているのか、心のゆとりがなくなってきている感じも致します。   たまたま偶然が重なったのかも分かりません。そうであればいいのですが・・・。

残念ながら、失敗に終わりました。   今回の相談会に関しては結構時間をかけ、綿密な打合せの元に案内などを出させていただきました。   新しいご縁を求めて、非常に期待をしていましたので残念です。   いろんな催しの企画は、これまで数知れないくらい行ってまいりました。   不思議なことに、時間と労力を掛けたときほど反響が無い感じがいたします。   例えば、当社は当初カーテンの販売から始まり、15年位前からオーダー家具の販売を始めるようになりました。   オーダー家具を展開するに当たって、8ヶ月くらいの期間及び多くの経費を掛け、日本中の家具産地を訪ねたりしながら、立派なパンフレットも作りました。   自信を持って作ったそのパンフレットを、プロの設計士さんたちがどのくらい評価してもらえるものか、期待を持って1,000名位の方々に郵送してみました。   ところが反応はゼロです。すぐに、このパンフレットを使っていたら信用がなくなると判断し、1・2日で今度は簡単な大型ハガキでの案内状を企画いたしました。   その簡単な大型ハガキの効果は、その後長い期間にわたり当社の売り上げアップに貢献し、また、素晴らしいご縁を作り、当社の基盤を作ってくれたと考えております。   結局はあまり懲りすぎると、普段作っている内容からかけ離れ、特殊なもの及び自信作ばかりになってしまい、敷居が高くなり、お客様との距離が離れてしまうのではないでしょうか。   自己満足に陥りやすい企画。分かっていても何度も失敗いたします。   以上、相談会の御報告と反省でございます。

私はこれまで、はとバスに乗ったことが一度もありません。   以前から一度乗ってみたと思っていましたが、やっと念願がかないました。   実は、二日間のゴルフパックでした。   朝5時に自宅を出発し、7時15分東京駅前発のバスに乗って福島のゴルフ場に到着し、すぐにゴルフをする。   その夜は常磐ハワイに一泊し、翌朝8時から二日目のゴルフをして、東京駅に6時半に到着するというスケジュールでした。   思ったよりあわただしさは無く、意外にゆったりとしたパックでした。   何より、行き来のバスの中で景色を見ながらビールを飲む。これは最高の贅沢でした。   いつも私は車の運転で、コンペの時などは何組かを送り迎えすると、帰り着いたときはぐったりとなります。   またこれまで、二日続けてのゴルフはした事がございません。   お蔭様で喜んでしまい、スコアーのことはすっかり忘れ、これまで経験した事がない散々な数字でした。   スコアーなんかどうでもいいですよね！

    今回が2回目でございますが、今回もいいご縁ができることを楽しみにしております。   会場は前回同様、新宿・オーダーメード館403様ショールームでございます。   オーダーメード館403様は、建築に関しての、オーダーを得意とした企業を応援しておられ、消費者との橋渡しをしておられる会社です。   今回、当社の紹介及び相談会の趣旨などをうまく伝えようとすると、大変難しいものですね。   相談会案内を作成するに当たり、施工写真を元に仕事内容を紹介することになりました。   改めて数多い施工写真を見直しますと、思い出深い仕事が相当数ございました。   これまで、たくさんの挑戦をさせていただいたことに感謝をいたします。   各々の写真に、つい感情が入ってしまい、結局長い時間を要しました。   ただこれまで、じっくり振り返ることができなかったので、いい機会になりました。   これからも妥協することなく、ご要望にお答えできますよう努力してまいります。   皆様、気楽にお越しくださいませ。   また今回も、当社の仕事を手伝ってもらっています、建築家の千葉さんも皆様のお手伝いをさせていただきます。

Ｓ様とのご縁は去年の年末だったと思います。   奥様がホームページで当社を知られ、来社されたのがきっかけでした。   後でわかったのですが、Ｓ様は大手企業の社長をしておられ、私は只今、Ｓ様が書かれた本で経営者としての勉強中でございます。   この度、清里に別宅を建てられることになり、当社に家具・建具の御依頼を頂きました。そこで別宅のシンボルになるようにとの思いで挑戦させていただきました。   一番の思い入れは、別宅の顔・玄関ドアーです。     Ｓ様の頭文字をデザインに使わせていただき、零下20度の気候にも耐えられ、なおかつ風格があるようにとの思いで、デザイン及び製作させていただきました。   重量はたぶん、１５０ｋｇくらいになったかと思われます。   左右の框部分には、反り止めのための鉄鋼を入れさせていただきました。   また、表面は強化ガラスにて、雨や雪に耐えられるようになっております。   製作に当たっては、職人さんとの緻密なやり取りの末、完成いたしました。   はたしてＳ様の感想はいかがだったのか、非常に気になります。

私が「地獄の訓錬」を受けてから５・６年が過ぎたかと思います。   週間日誌11回・12回で紹介していますが、訓練を受けたおかげで“人生、生きていく事が楽になった”そんな感じです。   企業のトップが、私どものような小さな企業にまで、挨拶回りをしておられる姿には感心致します。   当社は私含め、まだ5名しか送り込んでいません。   佐川急便さん・大東建託さんなどは、すでに7000名か8000名の訓練生を送り込んでおられると思います。   商売の原点を教わっている気がします。   帰られた後ＣＤで校歌を聴いたところ、訓練当時がよみがえってきました。   それから3・4日間は、車の中で毎日校歌を聴きながら運転をしていました。   そのような過ごし方をしていた時に、かかりつけのスポーツトレーナーを訪ねてみました。   私の表情を見るなり、以前と顔の表情がまったく違うとの事です。   以前は呼吸が浅く、顔の表情筋もあまり使っていなとのことでした。   校歌を聴いているうちに知らぬ間に、顔の表情までがよみがえっていたようです。   校長、有難うございます、いい刺激を頂きました。

私は野菜作りに関して、極力農薬を使わないように心がけています。   毎日畑に行くことはできないので最低限の工夫をしているつもりでした。   発芽して間もない頃の葉っぱは食することが無いので、この頃に農薬を少し散布いたしました。   モンシロチョウの本能はすごいもので、農薬がかかっている葉っぱには玉子を産み付けません。   すなわち青虫が付かないことですね。   野菜が大きくなってもしばらくは青虫が発生することはありませんでした。   大成功と安心していたのですが、先日畑に行ってみますと新しい葉っぱに青虫が付いているのです。   結局7・8匹捕獲いたしました。   虫達の本能はすごいですね。   どのようにして安全な葉っぱかを見分けているのでしょうか。   我々の年代の人は、匂いとか見た目・食感とかである程度は安全かどうかが判断できるかと思います。   ところが若い人たちは、賞味期限などの日付でしか判断ができないようになってきているみたいですね。   人間は間違いを起こしたり致します。   日付を間違って印刷されたら、腐っている食べ物でも食べてしまうのではないかと心配です。   野菜に関しては網をかけるか、こまめに青虫を退治するかしかないのでしょうかね。

“継続は力なり”と言いますが、私はこれまでせっかちな性分のため、継続することは苦手でした。   ところが太極拳は１年を過ぎ、また、柔軟体操は１年半を過ぎました。   今年一番寒かった朝は零下４度でしたが、良く続いたと思います。   色々考えてみますと、これは単に年をとったが為、パワーが落ちたせいなのか・・・。   いずれにせよ良いことには違いありません。   最近は深い呼吸をすることと、背中回りの筋肉を緩ませることに注意をしています。   その為には、毎朝・晩にはストレッチポール（スポーツジムによく置いてあります、直径１５ｃｍくらいの円柱形器具です。）を使い、筋肉を緩める運動をしています。   その効果の表れか、体がずいぶん柔らかくなり、血圧も正常に近づいてきました。   また朝には、早足で歩くことも取り入れてみました。   これがどのくらい続くものか、自分でも興味があります。   後日その効果も含めて報告をさせていただきます。