”ついつい自慢したくなる家具造り” 仏壇収納 (I-015)
大手ハウスメーカーのリフォーム物件において、押入れを仏壇収納にしたいという内容でした。
当初は比較的安価となるプランを想定していました。
しかし作図していくと奥行が深いので内部が暗くなってしまう、、
では照明が必要かな?と思いながら作図していくと、、
今度は照明器具が見えてしまうのはこの家具にはあわない、、
格子にすれば神格的な後光がさしたような印象になるかも、、
と、ついつい細部にわたり気になる点がでてしまいました。
お客様にはこのプランになった過程をご説明させていただきましたところ、
とても共感していただき、そのまま採用していただけました。
正面中央の扉は折戸にしました。
材料は和室の印象にあわせてスプルス材。塗装はウレタン50%艶消しにしています。
最上部の正面格子部分は”千鳥格子(ちどりごうし)”の意匠としました。
製作した職人は、技能五輪全国大会第一位の職人。
すき間やチリが一切ないキレがある完璧な仕上がりです。
見えづらいですが内部のバックパネルには金色和紙を貼っています。
天袋部分(正面上部)及び、内部の天井部分の格子は”千鳥格子”のデザイン。
LEDダウンライトの明かりが、千鳥格子を通すことにより後光がさしているように照らされています。
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