第90回 2007.07.17

60年前の小箱の修復依頼あり

百貨店様のお客様から、古い小箱の修理依頼がありました。
 
早速お客様のところへ行き、まずその小箱2台を拝見させて頂きました。
漆塗りの小箱、ひとつは蒔絵が施してあり、もうひとつはケヤキ材で作った繊細な小引出しでした。
結構痛みが激しく、私は簡単な手直しくらいでいいかと考え、もし当社で直せるとした場合のおおまかな金額を申し上げました。
 
小箱を持ち帰りじっくり観察しましたら、すばらしい技術で作られており、これは中途半端な直しをしたら製作者に申し訳がないとの思いになり、本格的な修復をすることで勝手にすすめてみました。
費用はなんと、お客様に申し上げた金額の5倍以上かかることが分かりました。
これでは無理ではないかと思いましたが、お客様にそのいきさつをお話しましたところ、本格的修復で進めて欲しいとの事で了解を頂きました。
 

ケヤキの小箱は旭川の職人、吉田氏(技能五輪オリンピック、日本一位)と漆職人さんにお願いをし、蒔絵収納は岐阜の職人さんグループに、蒔絵・刺繍・漆塗りを手がけて頂くことにしました。
先日修復の打合せ及び職人さんの技術を確かめるために岐阜に行ってきたのですが、すばらしい技術を持った職人さんたちで安心したしだいです。
 
昨日依頼者から教えていただいたのですが、この小箱の持ち主(依頼者のおばさんに当る方)は、絵画の審査などをしておられた方との事でした。
大変なプレッシャーを感じますね。
完成いたしましたら、御報告をさせていただきます。

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