第72回 2007.03.13

適切な助言

助言するということは非常に難しいことですね。
本人の心の状態。助言者が本人の心の状態に対しての理解度。
 

私の経験から。
 
私は以前申しあげたかと思いますが、田舎の商家の末っ子として生まれ、なに不自由なく育てられました。
病院に行くときも、大学受験のときも、学校・学部選びも親がすべてやってくれていました。
そんな環境で育った私がいざ卒業。今後は自分の力で生きていかなければならない時がきました。
たぶん不安だったのでしょう。最初の入社試験でつまずき、その後何社か落とされるうち、とうとう新聞を買いに駅まで歩いて行けない体になっていました。
 
そんなとき、政治家の秘書Sさんとの出会いがありました。
 
“あなたは能力があるのです、たまたま縁がなかっただけですよ。私が大学時代参考になった本を紹介します。”
 
私はその本を、約1ヶ月間繰り返し読み続けました。
読み終えたときにアパートの外に出てみますと、目に入るもの全てが明るく、また輝いて見えました。
我が人生の目標が見つかったときでした。
 
あのとき、私の精神状態を的確に判断して、的確な助言をしてくださったSさんに感謝しております。
 
今思うこと。
 
私の場合ですが、徹底的に落ち込めたために、心の中は水滴1滴でも吸収してしまう、「砂漠の砂」の状態だったかと思いますが、それが良かったのかもしれませんね。

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