第443回 2014.08.04

“うなぎ”の季節ですね。

土用の丑の日は終わりましたが、この季節になると子供の頃を思い出します。
私のふるさとは熊本ですが、家には釣り船があり、夏休みはほとんど毎日魚釣りか川で泳いでいました。
魚釣りの獲物はほとんどうなぎが目的でございます。
そのための餌は、毒ミミズを使います。毒があるわけではございませんが、このように呼んでいました。
マゴヤミミズ(一般にいるミミズ)ですとフナとかほかの魚がかかってしまいます。
また大物を狙う場合は、カニが脱皮をする寸前のものを使います。(脱皮をする寸前は体が柔らかくなり、牛乳のような白い体液を含んだ体になります。)
私がこの週間日誌の挨拶で、この世の中で苦手なものとして、ミミズ・こんにゃく・人前でしゃべる・文章を書く、をあげています。
その苦手なミミズを使うわけですから、餌をつけるときとか、獲物をはずすときはいつも下級生のお供を必要としていました。

うなぎは夜行性のため、漁師は夜に漁を行います。
私は昼間の漁ですが、けっこう腕がよかったようで、漁師が家にきてはそのことを話題にしていました。
“変なガキ”で、多く釣れたときは料理店に売りに行き、また自分でさばいてはしょっちゅう天然うなぎを食べていました。

神奈川に来てからこちらのうなぎを食べるのですが、どういうわけか旨いと感じませんでした。
その疑問が解けたのは、知り合いから送られてきた天然うなぎを食べたときでした。
懐かしいことと、まさに本物の味でございました。

さて夏休みが終わり学校が始まりますと、黒く日焼けをして脂ぎった私の姿は非常に目立つ存在だったようです。

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