第351回 2012.10.09

「おもしろ建具」を再び製作することになりました。

もう3年位前に報告したかと思いますが、私が考案致しました「本千鳥格子」(勝手に命名)が、
恐れ多くも江戸時代の伝説的彫刻職人「左甚五郎」がすでに考案していたものと、偶然にも同じであったことです。

通常の千鳥格子だと縦か横のどちらか一方だけが勝っています。
この「本千鳥格子」は縦・横どちらからも一つ飛びになっています。
その当時考案するのに1年がかかり、図面を送っても職人さんに理解してもらえず、
旭川の職人さんのところまで説明に行った経緯があります。

実はこの度、取引をさせていただいている工務店様より、展示会をするので商品を貸してほしいとの依頼がありました。
そこで楽しい小物や、防犯家具他十数種類、総数約30点をお貸しすることになりました。

展示会は非常に好評だったようで、後日社長より相談がありました。
ほとんどの商品をショールームに展示したいので、販売して欲しいとのことでした。
その候補の中に、非売品としていた今回の本千鳥格子の建具見本が含まれています。
非常に気に入っていただいたのでつい“よろしいですよ!”となりました。
思い入れが非常にある存在でしたので、新たに製作しなければなりません。
その当時を思い出しながら図面と格闘して、やっと先ほど図面は完成いたしました。
今回は3種類製作いたします。

他の2点は私が考案したものではなくて、以前京都のお寺めぐりをしていた時に製作不可能と思われる建具に出会いました。
どうにかその仕組みを見抜くことには成功したのですが、当時の職人さんたちが
技術を競っていた意気込みを後世に残してあげたいので、再度製作することに致しました。

たぶん2ヵ月後くらいには出来上がっているかと思いますので、
ぜひ皆様、昔の職人さん達の技術・意気込みをご覧においでくださいませ。
おもしろ建具
おもしろ建具3種類
千鳥格子
一般的千鳥格子
本千鳥格子
本千鳥格子

「「おもしろ建具」を再び製作することになりました。」を見ている方はこの記事も見ています

ページ上へ