第209回 2009.12.07

ホテルの仕事が無事納まりました。

あらゆる仕事で、失敗はあってはいけないことですね。
 
そのなかでも絶対に失敗してはいけない仕事は何かと考えますと、店舗の仕事及び婚礼の仕事がとっさに浮かんでまいります。
 
私にはこれまでに、大きな失敗が2度ございます。
 
一度目は、飲食店の家具を受注した時のことです。
 
納期は、オープニング披露当日の夕方5時までとのことでした。
 
ところが結果的に納まった時間は7時を過ぎていて、招待されていたお客様は店の前などで立ったまま、椅子・テーブルが到着するのを待っておられました。
 
もちろん納品の際は、招待客から白い目で睨まれながらの作業でした。
 
二度目は、婚礼タンスのお客様でした。
 
一点しかない高価な婚礼セットをきめていただき、期日までメーカーで預かってもらうことにしていました。
 
ところがメーカーがその婚礼タンスを、誤って他のお客様に販売をしてしまったのです。
 
おめでたい大事な婚礼セットですから、お客様にはどのように説明しても、縁起が悪い事態の納得はしていただけません。
 
いろんなやり取りの後、私は決断いたしました。
 
“そのタンスは今現在、静岡のお客様のところにあります。私がそのお客様のところへ出向き、どんなことをしてでもそのタンスを引き取ってまいります。”
 
お客様の言葉。“そのお客様にとっても私ども同様、大事なお品、そんなことは無理でしょう。分かりました、あきらめます・・・。”
 
今でもそのお客様の家の前を通る時など心が痛みます。
 
お嬢様は、幸せに暮らしておられるだろうか・・・。
 
どちらも今から30年位前の出来事です。
 
今回のホテル仕事では、製作をお願いした工場とは初めての取引でした。
 
スムーズにことが進まなく、大変な御迷惑をお掛けするのではと何度も思いました。
 
結果的には信用が失われること無く無事納めることができ、良い新年を迎えることが出来そうです。

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