第546回 2016.09.05

私の夢会社の夢

 

PHP研究所が出版しておられる本のタイトルです。

最近読み直しています。

2009年トップが綴る1日1話の本で、印象に残った多くの中から、まず1話を紹介いたします。

 

大阪トヨタ自動車㈱ 顧問 三好 暹様

 

仕事に大切な二つの姿勢

仕事をするうえで、入社以来大切にしてきたことがある。一つは、内容が何であれ、担当の仕事を完ぺきにやりこなすという姿勢である。私が入社してすぐに与えられた仕事の一つは、役員が訪問先に持参する“お菓子選び”だった。東海地区一帯で売られている菓子リストを作り、製造現場に足を運んで、作り方まで調べ、試食した。おかげさまで、お土産選びで困った時には「新人でお菓子をよく知っている奴がいる」と役員から声をかけてくれるようになった。この経験から、与えられた仕事にプラスαをつけて完璧にやりこなしてこそ、次の飛躍があると学んだ。

もう一つは、夢を持つことである。入社5年目に「世界のトヨタへの戦略」というテーマで懸賞論文に応募し、二位に入賞したことがある。そのときの夢は「世界シェア10%達成、GMを抜いて世界トップに立つ」というものであった。当時、売上高は50倍の差があり、従業員集はトヨタが28.000人に対してGMは500.000人だった。論文を読んだ先輩は「未来永劫起こりえない」と批判した。あれから40年以上たつが、2007年実績でトヨタグループは936.6000台の車を販売し、GMにあと3.000台までに迫っている。そして、世界シェアでは13.1%を占めるまでになった。30年後を予測することは容易ではないが、長期的なビジョン・夢を持ちながら将来を展望していくと、「生きがい」と「やりがい」を得ることができ、また、自分の足りないところを反省する機会にもなる。

 

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